この記事のポイント
- 感情的に動かず、まずは「法的に有効な証拠」を確保
- 心身の安全を最優先。倒れる前に休む・頼る
- 離婚/修復/別居の選択肢を整理し、子どもの生活を最優先に
- 弁護士・法テラス・自治体など第三者に早めに相談
- 生活防衛(住まい・収入・支援制度)を具体化
不倫発覚の衝撃に立ちすくむとき
「夫の不倫が発覚したときにまずやるべきこと」を検索してここに辿り着いたなら、いま心と体がガタガタに揺れているはず。頭が真っ白、手が震える、眠れない——どれも自然な反応です。わたし自身も、突然のリークとスマホの証拠で現実を突きつけられ、呼吸が浅くなり、子どもの顔を思い出しては涙が止まらなくなりました。
本記事は、そんな混乱の中でも「これだけは抑える」ための実用ガイドです。夫 不倫 発覚 やるべきことの核心を、実体験と一般的な手続き情報の両面から、5つのステップで紹介します(本記事は一般的情報であり、個別の法的助言ではありません)。
ステップ1:証拠を集める(違法リスクを避ける)
感情で動く前に、まずは「事実」を固めます。後で揉めたとき、法的に有効な証拠がないと不利になります。
有効とされやすい証拠の例
- LINEやメッセージのやりとり(日時が分かるスクショ/バックアップ)
- 不倫相手と一緒に写っている写真・動画
- ホテル/相手宅への出入りの写真・位置情報ログ
- 不倫を認める音声(会話を録音したデータ)
ただし、違法な手段(無断での侵入・盗聴機器の設置・不正アクセス等)は避けてください。違法な取得は証拠能力が否定されたり、逆にこちらが責任を問われるおそれがあります。録音は「自分が当事者の会話」を原則とし、第三者会話の盗聴などは行わないでください。
必要であれば、日記形式の時系列メモ(日時・場所・支出・会話の要点など)をつけておくと、後の相談や調停で役立ちます。
わたしの場合(証拠)
30代・小学生の娘2人。風俗通いとセックスレスで不仲→別居ののち、知人のリークで元カノとの不倫を確信。
集めたのは出会い系アプリのスクショ/不倫相手とのLINE画面/本人の不倫を認める録音。ファイル名に「日付_要点」を付け、クラウドと外部ストレージに二重保存しました。
ステップ2:心を落ち着かせる(倒れる前に休む)
「今すぐ問い詰めたい!」という衝動は当然。でも、まずは呼吸・睡眠・食事を整え、信頼できる人に一度だけ共有して心を支えてもらいましょう。
- 深呼吸→コップ1杯の水→短文で現状メモ(感情の暴走を止める儀式)
- 睡眠が崩れているなら、夜のスマホを切って温かい飲み物→湯船→短時間でも横になる
- 動悸・吐き気・不眠が続くなら、心療内科やカウンセリングをためらわない(診断書は後で役に立つことも)
心身が壊れると、証拠収集も手続きも続きません。あなたの体が最優先です。
わたしの場合(心身)
体重激減・不眠・食欲不振ののちストレス過多で失神。心療内科で適応障害の診断書をもらいました。倒れてからでは証拠も手続きも進みません。
まず体を守る、が鉄則です。
ステップ3:行動の選択肢を整理する(離婚/修復/別居)
次に、「この先どうするか」を紙に書き出して整理します。代表的な選択肢は3つ。
1.離婚する
- メリット:精神的な区切り、慰謝料/養育費/財産分与の整理へ進める
- デメリット:生活再建が必要(住まい・収入・保育など)
2.関係修復を試みる
- メリット:生活変動を抑えやすい、子どもへの影響を最小化できる可能性
- デメリット:再発リスク、信頼の再構築に時間がかかる
3.別居する(冷却期間)
- メリット:安全確保と心の距離を確保し、判断力を取り戻せる
- デメリット:二重拠点のコスト、曖昧な関係の長期化リスク
どの選択肢でも、子どもの生活の安定(保育/学校/面会交流/養育費)を最優先に。離婚・面会交流・養育費などは家庭裁判所の調停で総合的に話し合えます。
わたしの場合(選択肢)
最終的に離婚を選びました。元の持ち家に子どもと住み続け、住宅ローンは元夫持ちです。決意してからは「今週は証拠整理」「来週は相談先リスト化」と週単位のToDoに落として前へ進めました。
ステップ4:専門家へ相談(弁護士・法テラス・自治体)
感情的な問題ほど、第三者の視点が効きます。早めに弁護士に当たりをつけ、法テラス(日本司法支援センター)の無料法律相談や、自治体の女性・ひとり親支援窓口も活用しましょう。
- 弁護士:慰謝料請求、離婚・親権・面会交流、財産分与の見立て
- 法テラス:無料法律相談や費用立替制度(資力要件等あり)
- 家庭裁判所:調停手続の利用、申立書式の入手
- 自治体:ひとり親向けの手当・助成、相談窓口の案内
法テラスの「民事法律扶助」は収入・資産の基準等を満たす必要があります。詳細は公式資料を参照してください。
わたしの場合(相談)
共通の知人を味方につける→外形の裏取りが進みました。無料相談でも良いから弁護士に相談するという一歩を踏み出すことで視界がクリアに。
やって良かった三つ
・共通の知り合いを味方につける
・無料でも弁護士へ
・SNSやLINEのチェック
ステップ5:自分と子どもの生活を守る
不倫問題の渦中こそ、生活インフラを淡々と整えるのが未来を守る近道です。
- 住まい:実家/友人宅の一時避難、退去や住替えのシミュレーション
- お金:家計の棚卸し(固定費・養育費の見込み)、単発収入の確保
- 支援制度:児童扶養手当、医療費助成、保育料軽減、就労支援
- 安全:暴言・暴力・ストーキングの兆候があれば相談窓口へ(110番/配偶者暴力相談支援センター/自治体)
「夫の不倫をどうするか」の答えは人それぞれ。共通するのは、あなたと子の安全・生活を最優先に守ることです。
わたしの場合(生活防衛)
元の持ち家に住み続け、ローンは元夫が負担。
ひとり親手当・児童手当を受けつつ、在宅ワークを軸にしています。
子どもには年齢に合わせて「ママとあなたたちが安心して暮らすために、少し距離を置いている」とだけ伝え、詳細説明は避けました。
よくある質問(Q&A)
Q1. 不倫相手にも慰謝料を請求できますか?
A. 事案によりますが、一般的に配偶者と相手方の双方に「不貞行為」を理由とする慰謝料を請求できると考えられています。ただし、相手方が既婚と知らなかったなどの事情や、婚姻関係がすでに実質的に破綻していた場合は難しいことがあります。請求の可否や相場は弁護士に相談してください
Q2. 証拠集めのNGは?
A. 不正アクセスや第三者会話の盗聴、住居侵入など違法の疑いがある方は避けましょう。自分が当事者として録音した会話や、適法に入手したデータを中心に。グレーなら弁護士に確認を。
Q3. 調停は何を話し合える?
A. 離婚そのものに加え、親権、面会交流、養育費、財産分与、年金分割、慰謝料なども一緒に話し合う場です。申立先や費用、書式は裁判所サイトで確認できます。
Q4. 離婚は決めていないけど、慰謝料だけ請求できる?
A. 可能な場合があります。証拠の有無や相手の事情に左右されるため、個別の状況に応じて弁護士に相談してください。
まとめ:焦らず、冷静に進めていこう
怒り・悲しみ・混乱は当然です。だからこそ、証拠→心身の安定→選択肢整理→専門家相談→生活防衛の順で、落ち着いて進めましょう。
本記事は一般的な情報提供で、法的助言ではありません。状況は人それぞれ。あなたのケースに最適な一手を選ぶために、信頼できる専門家に早めに相談してください。あなたと子どもの未来は、ここから守れます。
「別れたい」と決意して腹を括ってからの女性は強いです。
卑劣な不倫夫に負けず、頑張りましょうね!
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